平成28年11月10日に美濃市みの観光ホテルにおいて、平成28年度岐阜県布教講習会が開催されました。
本年は、まず例年通り布教実演として、岐阜市大覚寺 山守隆弘師による法話「ごめんなさい そしてこれからは」が行われました。
師は懺悔(さんげ)について話され、自身といとこの男の子との交流を通じて、反省とはどのようなものか、なぜ自身を振り返るのかといった法話をされました。

引き続き、株式会社バロー代表取締役社長兼会長 田代正美氏により講演「資生産業是仏法 〜ビジネスモデルとは〜」をいただきました。
田代氏がビジネスマンとして現代社会が何を求めているか、そして我々僧侶へ何を期待されているかといったお話をいただきました。
特に、氏がまだバロー社長へ就任される前、バロー独自の物流網の構築に尽力されたお話をもとに、将来の展望の画を描き、多くの人を巻き込みともに作り上げることの重要性を教えていただきました。また、自分自身で限界を設定しないことの大切さも語られました。目標を立てた場合においてもほとんどの場合その目標で止まってしまうため、どこに目標を立てるかによって結果そのものが変わってしまうと言われました。もちろんそこへ向かうための努力を怠ってはならないとも。

最後に改めて、これから時代の流れとともに寺院、僧侶へ求められることが変わっていくが、だからこそ、それを間違えることなく受けとめられるようになって欲しいと述べられました。

その後、同みの観光ホテルに於いて、第3回曹洞宗岐阜県青年会理事会が開催されました。
今回の議題では、青年僧侶の更なる研鑽のための他宗寺院への拝登の計画や、お釈迦様がお悟りを開かれた日に行う成道会の法要研修の計画について協議がされました。
また、40周年記念出版物「おくる」について、大変ありがたいことに重版の運びとなりましたが、今後どのように頒布していくかについての話し合いが行われました。
posted by 曹岐青ブロック at 21:33|
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